赤ちゃんが理由もなく夜に泣き続ける、夜泣き。
毎晩のように夜泣きする赤ちゃんをお世話しているパパやママの中には、心身ともに疲れが溜まっている人もいるのではないでしょうか。
「夜泣きはいつまで続くんだろう」「早く終わってほしい」と願うパパママ向けに、一般的に夜泣きが終わる時期を解説します。
夜泣きの原因や対策も紹介しますので、状況を改善したい人はぜひ最後までチェックしてください。
赤ちゃんの夜泣きって?
新生児期の赤ちゃんは、昼夜関係なく2〜3時間おきに泣いて、母乳やミルクを欲しがります。
赤ちゃんの成長に伴い、授乳の間隔は少しずつ開き、生後半年頃になると昼と夜の区別がついてきて夜通し寝られるようになってきます。
しかし、なんらかの理由で夜中に目覚めて泣き始め、何をしても泣き止まない状態が夜泣きです。
夜泣きをして、ミルクやオムツ、抱っこなどあらゆることをしても泣き止まないと、パパもママも参ってしまいます。
夜泣きは一時的なものですが、お世話をするパパママは「いつまで続くのだろう」と辛く感じる人もいるでしょう。
夜泣きはいつまで続くの?
夜泣きが毎日続くと、パパやママの寝不足が重なり、心身に影響を及ぼす恐れがあります。
一般的に夜泣きは生後半年頃から始まり、1歳〜1歳半頃に終わる赤ちゃんが多いです。
なかには夜泣きがない子や、2歳になっても夜泣きが続く子もいるため個人差があります。
また、弟や妹が生まれたタイミングで夜泣きが始まったり、保育園入園と同時に夜泣きが復活したりする子もいます。
生活環境の変化による夜泣きは、慣れや心の落ち着きによって改善がみられる場合もあるので少し様子を見てみましょう。
夜泣きの原因はどんなのがある?
夜泣きの原因があるのなら、対策をしてゆっくり寝てほしいと思うパパママも多いでしょう。
ここでは赤ちゃんが夜泣きする原因3つを解説します。
睡眠リズムが整っていない
生まれて数カ月の赤ちゃんは、まだ睡眠リズムが確立されていません。
また深い眠りにつきにくく、眠りが浅いという特徴もあります。
徐々に昼と夜の区別がつき、長時間眠れるようになってきても、物音や自分自身の動きなどで急に目覚めてしまうことも珍しくありません。
まだ眠かったのに起きてしまって泣く、また眠りたいのに上手くいかずに泣く、泣き始めたらなんだか不快な出来事が重なってさらに泣く、のようにふとしたことで眠れなくなって泣き続けてしまうケースもあるでしょう。
日中の刺激が強い
いつもと違う場所に出かけたり、親戚へのお披露目などで大勢の人に囲まれたりと、日中の刺激が多い日に夜泣きするケースもあります。
寝ている間に脳が日中の出来事を整理しますが、刺激が強すぎてうまく整理できずに眠りから覚めてしまうのです。
パパもママも疲れている日かもしれませんが、刺激を受けた赤ちゃんのそばで見守ってあげると良いでしょう。
なんらかの不快がある
ミルクやオムツでもなく、温度調節も問題ないのに泣き続けるときは、体調が悪い、体勢に違和感があるなど目に見えない不快を感じている可能性があります。
他にも、隣の部屋のテレビの音や隙間から漏れる光が気になるなど、原因は小さなことかもしれません。
ときには、泣き始めたから抱っこしたのに、実は抱っこではなく布団の上で眠りたいと泣いている可能性もあります。
赤ちゃんはまだ言葉で伝えられないため、不快はなんでも泣いて表現します。
泣いているだけでは分からないのがパパママの本音ではありますが、考えられる原因を1つずつつぶしてみると、改善されるかもしれません。
夜泣き対策を解説
理由もわからず泣き続けられるのは辛いものです。
すぐに取り組める対策を2つ紹介しますので、ぜひ試してみてください。
生活リズムを整える
睡眠リズムが確立されていない赤ちゃんですが、生活リズムを整えるとだんだんメリハリがついてくるでしょう。
夜あまり眠れなくても、朝は時間を決めてカーテンを開けて、授乳してください。
日中は赤ちゃんと一緒に散歩に出るなど、外気浴をして運動の代わりに軽い刺激を与えるのが有効です。
お風呂の時間も毎日同じようなタイミングで入るようにすると、生活リズムがインプットされます。
寝る前にはベビーマッサージや絵本など、スキンシップを取ってあげると安心して眠れるでしょう。
朝起きる時間と夜寝る時間以外はだいたいでも構いませんので、なるべく毎日同じリズムで過ごすように心掛けると、赤ちゃんの睡眠リズムが確立されて夜泣き対策になります。
寝室の環境を整える
寝室は赤ちゃんが不快に感じるものを取り除いてあげましょう。
小さな物音や光にも赤ちゃんは敏感に反応するため、考えられるものは対策するのがおすすめです。
また大人と赤ちゃんは体感温度も異なるため、冷房や暖房が効きすぎて寒すぎたり暑すぎたりしないか、スリーパーや服も使って温度調節してください。
また環境を整えても、赤ちゃんが夜に目覚めてしまうのはよくあることです。
入眠するときはママの抱っこだったのに、ふと目が覚めたら抱っこではなくベッドだったというのも、赤ちゃんにとっては驚きや不快につながります。
赤ちゃんが目覚めたときに不安にならないように、布団やベッドで寝る練習をしておくのもよいでしょう。
夜泣きがいつまでか考えるよりも、対策を一つずつ試そう
毎日続く夜泣きに、これはいつまで続くのかと考えてしまうパパママは多いでしょう。
しかし赤ちゃんの夜泣きには個人差があり、夜泣きがいつまで続くかの答えは残念ながら調べても出てきません。
この記事で紹介した夜泣きの原因に心当たりはないか、対策の中で試せるものはないか考えてみてください。
そして1つずつ試してみると、改善の兆しが見られるかもしれません。
言葉でのコミュニケーションができない赤ちゃんの夜泣きに疲れてしまうときは、周りに相談や協力を仰ぎ、一人で抱え込まないようにしましょう。