赤ちゃん連れで電車に乗っておでかけをすると、新しい体験により赤ちゃんの世界が広がります。
ただ、電車の中で泣いたり大声を出したりしないかと、不安に思っているパパやママもいるでしょう。
こちらの記事では赤ちゃんの電車デビューの時期とあわせて、注意点やぐずったときにあると便利なアイテムなどを紹介します。
ぜひ赤ちゃんと一緒に電車に乗る際の参考にしてください。
赤ちゃんの電車デビューはいつから?
赤ちゃんは生後どれぐらいになれば電車に乗っていいのか、気になっているパパ・ママは少なくないでしょう。
そこで、電車デビューできる時期やタイミングについて紹介します。
年齢制限は設けられていない
赤ちゃんが電車に乗れるのは何歳からという年齢制限は、鉄道各社では設けられておらず、保護者が自由に決めることが可能です。
ただ、赤ちゃんをベビーカーに乗せたり抱っこしたりして電車に乗る場合、赤ちゃんの身体に負担がかかる可能性があります。
特にまだ首がすわらない赤ちゃんは、移動や人との接触で影響を受けやすいので危険ですし、免疫力がないため体調を崩す原因にもなりかねません。
これらのことを踏まえて、赤ちゃんの電車デビューの時期を考えましょう。
電車デビューは生後3か月を過ぎてからが理想
首がすわらない赤ちゃんを電車に乗せることにはリスクがあるため、3か月以降の首がすわってから電車デビューするのが理想です。
早い場合でも1カ月健診を過ぎてから乗せることをおすすめします。
電車に乗らなければならない必要がある場合、できるだけ電車に乗る時間を少なくし、赤ちゃんに負担がかからないように考慮しましょう。
赤ちゃんを電車に乗せる際の注意点
電車デビューで初めて赤ちゃんを電車に乗せる際に困ることがないよう、知っておきたい注意点を紹介します。
電車が混む時間を避ける
土曜日や日曜日などの休日、また、平日でも朝や夕方のラッシュの時間帯は電車内がとても混雑するため、赤ちゃんへの負担が大きくなります。
赤ちゃんを連れて電車に乗るときには混雑する時間を避け、比較的空いている平日の昼間がおすすめです。
駅構内のマップをチェック
赤ちゃんを抱っこしたり、ベビーカーを片手に持ったりしながら階段を上り下りすることはとても大変ですし、危険も伴います。
また、急にオムツ交換が必要になることもあるので、オムツ交換ができるトイレがあると便利です。
それらの設備がどこにあるのか駅で迷わないよう、あらかじめ駅構内のマップを見てチェックしておきましょう。
時間にゆとりを持って出発する
赤ちゃん連れでのおでかけは、いつどこで何が起きるか分からず、赤ちゃんの様子次第では予定していた電車に乗れない可能性もあります。
そのようなときに備えて、時間にゆとりを持って出発することが大切です。
脱ぎ着しやすい服で出かける
季節によっては電車内にエアコンが効いていて、外と電車内の温度差が大きくなりがちです。
大きな温度差は赤ちゃんの体調に影響を与えたり、ぐずる原因になったりするため脱ぎ着しやすい服で出かけるようにし、温度に合わせて調節してあげましょう。
出かける前に授乳をする
電車の中でお腹が空いてしまうと、どんなにおとなしい赤ちゃんでも泣いたりぐずったりしてしまいます。
そのようなことにならないように、出かける前に授乳をして赤ちゃんが機嫌のいい状態にしておきましょう。
電車に乗る前にオムツ交換をする
これから電車に乗るというときや電車に乗った瞬間でも、赤ちゃんはいつでもお構いなしにウンチやオシッコをしてしまうものです。
オムツが汚れたままの状態だと他の乗客の迷惑になりますし、不快さから赤ちゃんがぐずってしまう可能性があります。
電車に乗る直前にオムツ交換をしておけば、いざというときにウンチをしてしまうハプニングや赤ちゃんに不快な思いをさせることを少しは減らせるでしょう。
飲食の際には周りに配慮する
赤ちゃんがぐずったときにお菓子や飲み物をあげて気を紛らわすのも1つの方法ですが、その際には他の乗客の迷惑にならないよう配慮することが大切です。
においが強いお菓子は避け、お菓子や飲み物をこぼして座席を汚してしまったときにはきれいに拭き取りましょう。
電車内で赤ちゃんがぐずったときの対処方法
どれほど気をつけていても赤ちゃんが電車内でぐずってしまうことはあります。
ある程度は仕方がないとはいえ、できるだけ他の乗客の迷惑にならないよう対処したいものです。
ここでは、電車内で赤ちゃんがぐずったらどうしたらよいか、対処方法を紹介します。
赤ちゃんに話しかける
赤ちゃんがぐずりはじめたら、窓の外の景色を見せながら優しく話しかけてあげましょう。
このときにパパやママが焦ってしまうと赤ちゃんにもその気持ちが伝わってしまうため、できるだけ平常心でいつも通りの口調で話しかけてあげることが大切です。
ベビーカーから抱っこひもに変える
もしも赤ちゃんをベビーカーに乗せているときにぐずってしまったら、ベビーカーから降ろして抱っこしてあげましょう。
パパやママが抱っこしてあげると落ち着く赤ちゃんは少なくありません。
絵本や音の出ないおもちゃであやす
赤ちゃんがお気に入りの絵本やおもちゃを用意しておき、赤ちゃんがぐずり始めたらあやしてあげるのもおすすめです。
その際、おもちゃは音の出ないものを用意しておくと他の乗客の迷惑になりません。
泣き止まないときには下車する
どうしても赤ちゃんが泣き止まないときには、思い切って電車から降りることも必要です。
しばらく外の空気を吸ったり授乳してあげたりすれば、赤ちゃんが落ち着く可能性があります。
赤ちゃんと電車に乗る際に持っていくべきアイテム
赤ちゃんと電車に乗るときには、起こりうるさまざまなハプニングを想定し、いざというときに慌てないように持ち物を用意していくことが大切です。
特に、これから紹介するアイテムは赤ちゃんと電車に乗るときに最低限必要なので、きちんと準備しておきましょう。
授乳セット
赤ちゃんはお腹が空くとぐずってしまうので、そのようなときにすぐにミルクをあげられるようにしておきましょう。
出先でお腹が空いたときのために、授乳用のケープや粉ミルクとミルクを溶くお湯を入れた水筒、哺乳瓶などの授乳セットがあると安心です。
オムツ
電車に乗る前にオムツ交換していても、車内でオシッコやウンチをしてしまうのはよくあることで、そのままにしておくと赤ちゃんがぐずる原因になります。
いつでもオムツ交換ができるよう、新しいオムツと汚れたオムツを入れる汚物入れを用意しておきましょう。
絵本・おもちゃ
赤ちゃんが電車の中でぐずったときに、いつも使っている絵本やおもちゃを出してあげると落ち着くことがあります。
持ち運びしやすい小さいサイズの絵本やおもちゃがおすすめです。
抱っこひも
ベビーカーではぐずっても、パパやママが抱っこしてあげればおとなしくなる赤ちゃんも少なくありません。
ぐずったときにすぐに抱っこしてあげられるよう、抱っこひもを用意して出かけましょう。
ウェットティッシュ
電車の中で手すりや窓を触る赤ちゃんはよくいますが、その手をすぐに口に持っていくことは珍しくありません。
雑菌が口に入らないように、除菌タイプのウェットティッシュでこまめに手を拭いてあげましょう。
赤ちゃんの電車デビューの際にはあらかじめ準備をしておこう
鉄道会社では赤ちゃんが電車に乗る年齢制限を設けていませんが、できれば首がすわった3か月以降、早い場合でも1か月健診が済んでから乗せるのが理想です。
赤ちゃんと電車に乗るときは、ハプニングに対応できるよう、また、ぐずった赤ちゃんのご機嫌を直せるよう、事前にいろいろと準備をしておきましょう。