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成長が遅れているかも?赤ちゃんのハイハイの時期や成長過程について

赤ちゃん ハイハイ しない

お父さんお母さんにとって、赤ちゃんの成長はとても気になるポイントの1つです。
成長には個人差も大きいため、同じ月齢の赤ちゃんがハイハイしているのを見ると、つい比べてしまい不安になる方も少なくありません。
しかし、子育てに焦りは禁物です。
正しい知識を持てば、不安も解消されるでしょう。
ここでは、赤ちゃんがハイハイしない理由や、ハイハイまでの成長過程についてご説明します。

目次

赤ちゃんがハイハイしない理由とは?

同じ月齢の赤ちゃんがハイハイしているのに、自分の赤ちゃんがハイハイをしないと不安になる方も多いでしょう。
この月齢の赤ちゃんの成長差は著しく、また必ずしもすべての赤ちゃんが成長過程でハイハイするとも限りません。
ここでは、赤ちゃんがハイハイしない理由について具体例を挙げてご説明していきます。

まだ腰がすわっていない

一人で安定してお座りができたり両手が自由に使えたりしていると、腰の座りが安定してきている証拠です。
腰がすわっていないとハイハイはできません。
しかし、安定していないうちからお座りの姿勢をさせすぎると、腰の神経を痛める危険があるため注意しましょう。
赤ちゃんの機嫌が悪くなるようなら、すぐにやめてください。

筋力不足

ハイハイでは四つ這いの姿勢で両手足を用いて移動しますが、筋力に対して体重が重いなど、筋力不足でもハイハイができません。
ハイハイをするためには、両手足の筋肉だけではなく、背筋・腹筋・腰・お尻の筋肉がバランスよく発達していなければならないからです。
この発達がともなっていないと、四つ這いの姿勢を保ち移動するのは難しいといえるでしょう。
寝かせた赤ちゃんの手や足を軽く押してみたり、うつぶせ寝の際に赤ちゃんより高めの位置で音を鳴らして気を引いたり、日々の暮らしのなかで自然に運動をおこなってみるのもおすすめです。
また筋力が特に弱い赤ちゃんのなかには、脳性麻痺などの疾患の可能性が考えられます。
心配な場合には専門機関に相談しましょう。

移動への意欲が低い

体の発達が整っていたとしても「移動したい」と思っていないのかもしれません。
誰かのそばに行きたい、欲しいおもちゃがあるなど、理由があれば頑張って動こうとするものです。
好奇心や探究心は心の成長もともなうため、ボールなどの動きのあるおもちゃを与えたり呼びかけたりと五感が刺激されるような関わりをおこなうとよいでしょう。

他の移動手段で移動している

ハイハイだけが移動手段ではありません。
抱っこや歩行器、つたい歩きなどさまざまな方法でも移動は可能です。
ずりばいからすぐにつかまり立ちをしてつたい歩きをする場合もあり、赤ちゃんにとって一番効率のよい移動方法がハイハイではないのかもしれません。
抱っこや歩行器の使用を控えるなど、赤ちゃんが自ら移動するようにしてみるのも1つの方法です。
また、つたい歩きの移動途中につかまれない場所を作り、ハイハイを促すのもよいでしょう。

環境が適していない

そもそも、ハイハイできる環境が整っていない場合もあります。
安全に動き回れる平らなスペースが十分にあるか確認しましょう。
障害物を片付け、明るさや室温を適切にしてみると、さまざまなものに興味を持ち動き出すかもしれません。
また、赤ちゃんが楽に動き回れるような服装にも気を配るとよいでしょう。

ハイハイまでの成長過程

赤ちゃんはいきなりハイハイをするわけではなく、首がすわり、寝返りやお座りなどの段階をへて成長していきます。
まず、生後4ヵ月あたりからベッドのなかでのけぞるような姿勢をとり、寝返りができるようになります。
寝返りができれば、背中や足腰に筋肉がついた証拠です。
自力で横向きになったりうつ伏せができたりと活発になり、そのあと床に手をつき座れるようになります。
最初はグラグラと不安定で支えが必要ですが、そのうちお尻を支える筋肉が発達し安定してくるでしょう。
そのあと、うつ伏せ状態で手のひらや足で床をおしながら進む「ずりばい」が始まりハイハイへと進むのが一般的です。
ハイハイはお尻を持ち上げて手のひらと膝で進み、足腰の筋力を要するため、できるようになるまでには時間を要します。
ほとんどの赤ちゃんは9ヵ月〜10ヵ月までにハイハイができるようになりますが、早い子では5ヵ月あたりからできる子もいます。

赤ちゃんの成長に焦りは禁物

多くの赤ちゃんは9ヵ月〜10ヵ月までの間にハイハイができるようになりますが、1割の赤ちゃんはハイハイをしないままつかまり立ちに移行します。
赤ちゃんの成長は個人差が大きく、また環境にも左右されるものです。
ハイハイしないなど、他の赤ちゃんに比べ成長が遅いと不安になりますが、必ずしもすべての赤ちゃんがハイハイをするわけではなく、ずりばいからそのままつかまり立ちをするケースなどさまざま。
まずは、様子を見て、成長に合わせた環境を整えてあげるとよいでしょう。

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