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パパに協力してほしい子育ては何? 協力するとよい育児も紹介

イクメン 赤ちゃん

近年、積極的に育児に参加するパパが増えて“夫婦ともに協力して家事・育児をおこなう”ということが常識となりつつあります。「働き方改革」や「男性の育児休暇取得」も推し進められ、男性の育児参加がしやすくなってきました。その一方で、仕事に追われ、家事・育児が思うようにできないというパパがまだ多いのも現状です。

目次

日本の子育ての現状

22年10月から「出生時育児休業(産後パパ育休)※1」が始まり、パパの育休取得が推奨されるようになりました。厚生労働省によると、2022年は男性の育休取得率が過去最高の17.13%となったようですが、実際にはまだまだ定着しているとはいえない状況です。諸外国をみてみると、2017年時点で75%を超えているのに対して日本はわずか5%ほどです。

引用元: 世界一番男性が長く育休を取れる国なのに取得率はわずか5%!データで見えてきた日本の育休制度の課題 | データで越境者に寄り添うメディア データのじかん (wingarc.com)

さらに、6歳未満の子どもを持つ夫婦の家事・育児関連時間の割合を世界と比較してみると、日本の男性が1日あたりに家事・育児に充てている時間は1時間23分、そのうち育児に充てている時間は49分となっています。子育て先進国といわれているスウェーデンをみてみると、家事・育児に充てている時間は3時間12分、そのうち育児は1時間13分と日本の男性の2倍以上家事・育児をおこなっているということがわかります。

引用: 内閣府男女共同参画局 (gender.go.jp)

※1・・・出生児育児休業とは、産後8週間以内に4週間(28日)を限度として2回に分けて取得できる休業で、1歳までの育児休業とは別に取得できる制度です。
引用:育児・介護休業改正のポイント | 厚生労働省(mhlw.go.jp)

子育てにおけるパパの役割

かつての父親は、仕事をして家族を支える大黒柱という役割がありました。しかし、共働きの家庭が多くなっている現代、家事や育児を分担しておこなう中でも、パパにしかできない役割というものを紹介します。

(1)「頼りになる」という姿をみせる

子どもにとって、パパとママともに守ってくれる存在ではありますが、ママにはできない部分で家族を助けてくれるというのが父親です。
重いものを持ってくれるなどの力の強さや、高いところに手が届く、体を張って守ってくれるなど、安心感を与える存在でもあります。

(2)「パパと遊ぶ」ということが非日常の楽しみになる

パパが家にいる時間はそれぞれの家庭で異なりますが、多くのパパはママよりも労働時間が長く、子どもと過ごせる時間が短くなりがちではないでしょうか。そんな中で、パパと公園に行く、お散歩に行く、それだけでも子どもにとっては非日常の楽しみになります。
また、ママは力がなくてできないようなダイナミックな遊びもパパとの楽しみのひとつでしょう。

(3)ママとは違う視点で教えることができる

時には男性的な視点からものごとを教えるほうが、子どもにとっては新鮮であったり、わかりやすかったりする場合もあります。各家庭により違いはありますが、社会でのルールやスポーツなど、パパのほうが得意という分野があれば積極的に教えていくのがおすすめです。
パパ、ママの双方から違う角度で伝えることができれば、子どもの理解をより深めることができるでしょう。

(4)ママの時間をつくる

ライラしたり心が不安定になったりしてしまいがち。そんなときに、パパが子どもと積極的にかかわる時間を増やすことでママの負担を減らすことができます。

パパにやってもらえると助かること

子育て中のママがパパに求めていることを知っておくことで、ママの負担をグンと減らすことができます。ここでは、小さな子どもを育てるママが、パパにしてほしいことを6つピックアップしました。

(1)子どもをお風呂に入れる

特に、抱っこが必要な乳幼児期のお風呂は力持ちのパパのほうが有利。パパと子どものコミュニケーションの時間にもなり一石二鳥です。

(2)夜中に泣いている子どもの対応

夜泣きの対応はどうしてもママに偏りがちではないでしょうか。寝不足が続くと精神的にも体力的にもつらくなってしまいます。毎日ではなくとも、パパが起きて「変わるから寝ていいよ」と言ってもらえることでママの負担は軽減できます。

(3)子どもと遊ぶ・出かける

気の抜けない日常を過ごしているママ。パパが子どもと遊んだり、外に連れ出したりしてくれることでママは1人の時間が過ごせます。家事をスムーズに進められたり、ゆっくりとお茶を飲んで一息ついたりと自分の時間を持つことができます。この時間を持てるだけで、心に余裕ができパパにも子どもにも優しく接することできるかもしれません。

(4)家事

子どものお世話をしながらの家事はなかなか思うように進みません。そんなときにパパが家事を引き受けてくれることで、ママは子どもとゆっくり向き合うことができます。

(5)早めに帰宅する

子どもが小さいうちは特に人の手が必要です。少しでも早く帰ることで、子どもから手が離せないママのサポートができたり、家族の時間をつくることができたりとママの負担も軽減できます。

(6)ママの話をきく

子育てをしているママは、一日中子どものお世話をしていると大人と会話をしていないことも多く、何かとストレスがたまりがち。愚痴はもちろん、1日の何気ないできごとの話でもパパに聞いてもらうだけで心の休息になります。また、普段頑張っているママに「お疲れさま」「ありがとう」などねぎらいや感謝の言葉をかけることもママの心の栄養になります。

パパとママ2人だからこそできること

子育てに慣れているママでも、1人ではどうしても目や手が届かなくなってしまうことがあります。そんなときにパパがいてくれることでできる「連携プレー」を紹介します。

(1)お風呂は2人で協力することで楽になる

例えば、ママが子どもをお風呂に入れたときには、パパに子どもを上げてもらい着替えをさせて保湿剤までぬってもらう。そうするとママはゆっくり着替えて、化粧水など自分のケアの時間までできます。パパがお風呂に入れたときも、ママが上げることで効率よくお風呂を終わらせることができ、お互いの負担を減らすことができます。

(2)叱ったあとの心のケアができる

子育てをしていると、どうしても強く叱らなければいけない場面に遭遇します。そんなときにパパがいてくれることで叱ったあとのフォローができます。また、ママが何度言っても聞いてくれないというときも、パパにガツンと言ってもらい、ママがフォローするということもできます。

(3)危険予測ができる

乳幼児期は食事ですら一苦労の時期。お茶をこぼす、お皿をひっくり返す、などママの仕事を一気に増やしてしまいがちです。しかしパパがいて目が届いていれば、ある程度予測ができ防げる場合もあります。また、遊んでいるときのケガも同様、ママだけでは目が届かなくてもパパがいることで防げるということもあります。

子育ては夫婦で協力してやっていくもの

子育てにおいて、パパは「手伝う」というスタンスではなく、夫婦で協力して「主体的に」おこなうことが大切です。まずは、子どもが小さいうちから関わりを持って過ごすこと。パパもママも一番忙しい時期ではありますが、この頃の子どもの成長は著しく、成長をともに見守り、喜び合えることが多い時期でもあります。できるだけ早く家に帰って、ママに寄り添い、パパにしかできない子育てをしていきましょう。

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