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読み聞かせはいつから始めるべき?読み聞かせのコツと本選びのポイントを解説

読み聞かせ いつから
目次

読み聞かせはいつからがおすすめ

絵本・紙芝居などの本を大人が子どもに読んであげる「読み聞かせ」は、一般的に幼児期〜小学生までが対象とされています。
幼稚園・保育園・小学校で読み聞かせの時間があることを知っている保護者は多いですが、家でも親子間のコミュニケーションとして活用するのがおすすめです。
そこで、読み聞かせを始めるベストなタイミングがいつなのか気になる方もいるでしょう。
結論からお伝えすると、読み聞かせはお子様がお腹の中にいるときから胎教として始められます。
ここからは、読み聞かせを始めるタイミングとその時期に始めるべき理由についてお伝えします。

赤ちゃんがお腹にいるときから胎教として始めるとストレス軽減に効果的

胎教とは、お腹の中にいる赤ちゃんとコミュニケーションをとりながらお母さんのリラックス効果を最大限に引き出すものです。
科学的な根拠が認められていないため、効果があるかどうかは賛否両論ありますが、出産に対する不安やストレスを感じているお母さんは試してみる価値があるでしょう。
いつから始めるべきか明確に決まっていないものの、胎動を感じられる妊娠18週頃から始めるお母さんが多い傾向にあります。
また妊娠20〜22週になると、赤ちゃんの聴神経が動き始めて、羊水やお母さんの心臓音のほかに外の音まで聞こえるようになると言われています。
実際にお母さんの呼びかけや刺激に反応する赤ちゃんも増えてくるため、この時期からは胎教の効果を実感しやすくなるでしょう。

生後から始めると語学発達や理解力の促進に効果的

生まれてすぐの赤ちゃんは、1日の大半を寝て過ごすため、子守唄を歌ったり読み聞かせたりして寄り添ってあげるお母さんが多いです。
また生後3ヶ月を過ぎたあたりからは、赤ちゃん自身の視覚や聴覚などの感覚的な機能が発達し始めるため、読み聞かせの効果も期待できます。
実際に色や音の違いを判別できるようになるのが生後3ヶ月すぎと言われているため、絵本や紙芝居でも赤ちゃんが反応する可能性が高いです。
赤ちゃんが意味を理解できなくても、早い時期から言葉をたくさん聞かせてあげると、日本語のリズムや音の感覚を掴みやすくなります。
また、イラストや読み聞かせで「おもしろい」「怖い」「悲しい」などの違いを理解する力をつける練習にもなるでしょう。

幼児期から始めると関係性構築に効果的

幼児期になると、簡単なコミュニケーションを取れたり、文字が読めるようになったりするお子様が増えてきます。
好奇心も旺盛になる時期なため、「乗り物」「料理」「スポーツ」など異なる物語を読み聞かせすれば、お子様が何に興味を示すか知る機会にもなるでしょう。
習い事に通わせたい、好きなことを突き詰めてほしいと考えている保護者の方は、潜在的な好き嫌いを明確するためにも読み聞かせを有効活用してみてください。
また、「毎晩読み聞かせをする」「土曜日の朝は読み聞かせをする」とルーティン化すると、より親子間のコミュニケーションの機会を増やせます。
短い時間であっても綿密なコミュニケーションをとる工夫をするだけで、お子様はリラックスできて安心感を与えられます。

読み聞かせをする際のコツ2つ

読み聞かせはリラックス・語学発達・理解力向上・関係性構築など様々なメリットがあるとお伝えしましたが、続けるのが難しいと感じる方も多いでしょう。
「だんだん読み聞かせをする頻度が減ってきた」「お子様が読み聞かせに興味を持ってくれない」などで悩んでいる方に向けて、読み聞かせのコツを紹介します。

読み聞かせはお腹の中にいる時から始めるのがおすすめ

胎教の読み聞かせには賛否両論あるとお伝えしましたが、「読み聞かせの習慣を作る」という意味では、赤ちゃんがお腹の中にいるうちから始めるのがおすすめです。
絵本には赤ちゃんが理解しやすい言葉や音がたくさん使われているため、生まれてきたお子様とどうコミュニケーションを取れば良いか知るきっかけにもなるでしょう。
妊娠20〜22週を過ぎた辺りからは、赤ちゃんの反応を楽しみながら読み聞かせをすると、お母さんのストレス軽減にも効果が期待できます。

読む順番にはこだわらなくOK

文字や言葉を理解できないお子様は、表紙のイラストに興味を持ったり、読み終わっていないのに次のページに進もうとしたりして読み聞かせを妨害するかもしれません。
しかし、読み聞かせを始めたばかりの時期であれば、読む順番はバラバラでも全く問題ありません。
お子様が指をさしたものがあれば、それについて「大きいね」「怖いね」「かわいいね」などのリアクションをしてコミュニケーションをとりましょう。
言葉を理解できないと、ついついイラストに満足すると次のページをめくろうとするお子様が多いですが、無理に止めてしまうと読み聞かせがつまらないものと感じてしまいます。
読み聞かせの習慣をつけるためにも、常にお子様のペースに合わせて、「自分でやりたい」「ここが好き」という主張を尊重してあげましょう。

読み聞かせの本を選ぶポイント

読み聞かせる本のレベルは様々あるため、年齢に適した難易度のものを選ぶ必要があります。
ここからは年齢別にお子様が読み聞かせに興味を持ちやすい本の特徴をお伝えします。

0〜1歳におすすめの本の特徴

乳児期と呼ばれる0〜1歳の赤ちゃんは、言葉を理解するのは難しいため、触って楽しめる素材の絵本や短い言葉やリズムの多い本がおすすめです。
色や音の区別ができるようになる時期のため、イラストが大きくて様々な色が使われている本を読むと、お子様の刺激になります。
読み聞かせやイラストを見せるだけでは集中できないお子様には、紙の吹き出しや布を引っ張るような遊びのある絵本を選ぶと良いでしょう。

2〜3歳におすすめの本の特徴

幼児期と呼ばれる2〜3歳のお子様には、キャラクターや動物などディテールのしっかりとしているイラストが書かれた絵本がおすすめです。
動物・野菜・乗り物などの名前を覚え始める時期でもあるため、「これは何?」と質問しながら読み聞かせられます。
徐々に好奇心が芽生え始めて、好き・嫌いがはっきりするようになれば、好みの本を用意すると読み聞かせが好きになるでしょう。

4歳以上におすすめの本の特徴

幼児期を終えた4歳以上のお子様には、文章で物語を理解できるものや、お子様が自分で読めるような簡単な本がおすすめです。
イラストのある絵本を選ぶのであれば、キャラクターの喜怒哀楽がはっきりとあるものを選ぶと、共感性や理解力の習得にもつながります。
また、早いうちから伝記・科学・文化などの教養を教えてあげれば、正しい倫理観を持ち、周りとのコミュニケーションも円滑に進むようになるでしょう。

読み聞かせを始めるなら赤ちゃんがお腹にいるうちから

読み聞かせは、お子様の知的好奇心を高めるのみに留まらず、親子間のコミュニケーションの時間につながりリラックス効果も期待できます。
いつから始めるべきか悩んでいる方も多いですが、胎教の一つとしてお腹の中に赤ちゃんがいるうちから始めると読み聞かせの習慣になるのでおすすめです。
生まれた後は、イラスト中心のもの・文章メインのもの・心情を感じ取れるものなど年齢に応じて最適な本を選んで読み聞かせをしてあげましょう。

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