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子供の運動音痴ってどんなもの?原因や運動音痴を直す方法を5つ紹介

運動音痴 子供

ご自身は運動が苦手だからと、子供の運動神経が心配なパパママは多いです。
しかし、子供の運動神経は遺伝などではなく、生まれつきで良し悪しは決まりません。
そこで本記事では、運動音痴について原因や改善方法を紹介していきます。
「子供の運動神経が心配」「運動神経の良い子に育ってほしい」と考えているパパママは、ぜひ参考にしてください。

目次

運動音痴とは?

一般的に運動音痴とは、運動神経が良くないことを指します。
では、そもそも運動神経とは何なのでしょうか。
実は、特に運動神経といった「神経」は存在せず、体の筋肉の働きを指示する神経全体を指して「運動神経」と呼ばれています。
これにより、体を思い通りに動かす能力が高い人が「運動神経が良い」といわれるようになりました。
バランス感覚や判断力は「運動神経」に関係しており、骨格や筋力は「運動能力」として区別されているのです。
これらを踏まえ、運動に対して苦手意識を持っている状態を運動音痴といいます。
小さい頃に運動経験が少なければ、思うように体を動かせず、運動経験を積まなければ運動神経が発達しないために悪循環となってしまうのです。

運動音痴の原因とは?

運動音痴が遺伝のような確定要素でないのならば、一体何が原因なのでしょうか。
ここでは、運動音痴となる原因について3つ、具体例を挙げて説明します。

運動経験が少ない

どのようなことでも慣れていなければ上手にできないように、運動経験が少なければ運動が上手にできなくて当然です。
野球をしたことのない子供にいきなりバットを渡しても、うまくボールに当てられないでしょう。
しかし、少しポイントやコツを教えてあげるだけで、もしくはプレイしている姿を見せるだけでも運動神経の向上に繋がります。

自信がない

運動音痴な子供は、実際に運動する前から「できない」と思っていることが多いです。
自信がなくなってしまう理由には、過去の失敗体験だけでなく、親の言動などの影響も考えられます。
例えば、「〇〇くんは運動音痴だからやらなくていいよ」「お母さんが運動音痴だから〇〇ちゃんも運動苦手だよね」のような言葉は、子供に自信を失わせてしまうので注意しましょう。

興味がない

運動だけに限らず、興味のないことは上達が遅いものです。
興味の有無だけでなく向き不向きもあり、球技が得意な子、水泳が得意な子、ダンスが得意な子などそれぞれで、運動神経が良いからといってすべてにおいて万能というわけではありません。
子供の興味をしっかりと判断し、向いている運動や好きな運動をさせてあげましょう。

運動音痴を治す方法はあるの?

運動音痴を改善できるのなら、直したいと思うパパママは少なくないでしょう。
ここでは、どのようにすれば運動音痴が改善できるのか、改善方法を5つ紹介します。

正しい体の動かし方を覚える

ただボールを投げる動作を1つとっても、さまざまなスタイルがあります。
体や手の平の方向、脇の締め方、肘の高さはどのポジションなのか。
また、身体のどの筋肉を使っているのか、どのタイミングでボールを離すのか、どの方向に投げるのかなどです。
どのスタイルでも「ボールを投げる」ことは可能ですが、野球選手のように全身を使って投げれば、さらに高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。
このように、正しい体の動かし方を覚えれば運動音痴を改善できます。

新しい動きを経験する

毎日同じような生活を繰り返していると、使う筋肉にも偏りが生じやすく、思ったとおりに体を動かすのは難しいです。
そこで、今までの生活で経験していない新しい動きを繰り返すと脳の神経回路を繋げられ、イメージどおりに体を動かす能力が高まり運動音痴が改善されます。

成功体験を積む

運動音痴の場合、自分はできないと思い込んでいるケースが多くあります。
できないと思い込むことにより、運動に対して苦手意識を持ってしまうのです。
そんなときは、成功体験の積み重ねが苦手意識の克服に役立ちます。
最初は簡単な運動から始め、徐々に難易度を上げていけば、成功体験が積み重なり子供が自信を持って運動に取り組めるようになるでしょう。

運動を好きになる

子供の運動音痴を克服するためには、トレーニングのような練習は逆効果です。
運動要素を取り入れた遊びなどから、徐々に体の動かし方を覚えていくと良いでしょう。
運動音痴の子供の場合は運動に対して苦手意識を伴うことも多いので、ゲーム感覚で楽しみながらさまざまな動きができると運動好きになります。

見せる・触れる・一緒におこなう

子供がいつの間にか運動経験を積んでいる状態が好ましく、「運動神経を良くするために運動をする」と意識しない環境が効果的です。
友達とみんなで一緒に何かに取り組みながら体験し、楽しく苦手を克服できる環境を整えましょう。

適切な方法で運動音痴は改善できる

運動音痴とは、遺伝が原因ではなく「経験不足」などの環境が大きく影響します。
経験不足による自信のなさや体を上手に使えないことが原因なので、この原因を取り除いてあげると運動音痴の改善に良いでしょう。
特に小さい子供の場合は、運動神経向上のためのトレーニングというよりも日常生活や遊びの中で自然と新しい動きを見たり経験したりする機会が大切です。
また、子供の自信がつくような小さな成功体験を積み上げるのも効果的です。
子供が小さい頃から運動音痴だと決めつけず、パパママと一緒に楽しみながら運動し、運動音痴を改善していきましょう。

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