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小学校受験に合格するための勉強法とは?家庭学習の進め方やコツを解説

近年では、子どもの個性や家庭の教育方針に合った小学校を受験するお子さんが増えています。
受験するライバルが増えれば、子どもには希望校のレベルに合った勉強が必要です。
そのため、「小学校受験の勉強とは?」「家庭学習の進め方」などに疑問を持っている方も多いでしょう。
そこで本記事では、小学校受験の勉強方法や家庭学習の進め方などを解説しています。

目次

小学校受験のための勉強方法とは?

小学校受験の問題は、基礎が定着していれば誰でも答えにたどり着ける問題ばかりです。
受験は親の手助けなしで、自ら考え答えを導き出す能力が求められます。
その力を身につけるための方法を紹介するので、参考にしてください。 

基礎をかためる

どんなに難解な問題も、基礎が身についていれば答えにたどり着くことは難しくありません。
算数の基礎は九九ですし、国語は読解力や思考力です。
小学校受験の問題は簡単ではありません。
しかしながら、「どうしてこうなるのか」 「どのようにすれば答えがでるのか」 を考える力があれば解ける問題ばかりです。
基礎学習ができていれば応用力が身につき、どのような問題でも解いていけます。

面接での受け答えの練習

小学校受験はテスト・面接・行動観察の3つから、この学校で学んで欲しい子どもなのかを判断します。
テストの点数がよくても、面接や行動観察に問題があると合格できません。
面接は子どもの性格や個性がチェックされ、学校の生徒として入学して欲しいかどうかを判断される場です。
簡単な質問に対して、きちんとしたやりとりができるかを観察していますから、元気にハキハキ答えられるように練習しましょう。
人前で話せるか心配な親御さんもいますが、挨拶がしっかりできる、正しい言葉遣いで話せる、といった基本的なことができれば問題はありません。

志望校の出題に合わせる

受験する小学校によって出題科目が異なるため、志望校の出題に合わせた科目を勉強しましょう。
だからといって、無理にいくつもの塾に通わせたり、ドリルなどで「記憶させる勉強」をさせたりする必要はありません。
苦手なことは時間をかけてゆっくりと克服していけば、完璧にできなくても問題はないでしょう。
子どもが楽しみながらできる方法を考え、できたらほめて自己肯定感を高めていくなかで自信がつけば、苦手なことにも積極的に取り組むようになり良い結果につなげられます。

やってはいけない勉強方法5選

子どものバランス能力が重要視される小学校受験では、学力以外に協調性や校風に合っているかが見られます。
「小学校受験のために!」 とやっている勉強方法が間違っていないか、改めてチェックしてみましょう。

プリント学習の詰め込み教育

小学校受験において、基礎的な学力は必要ですが、いきなりワークやテキストなどの勉強をさせても子どもの頭に入りません。
幼児期は詰め込み教育よりも、五感を使って発見や理解につなげていくことのほうが大切です。
試験では図形や数字などを使って知識を問われますが、大切なのは観察力や洞察力、注意力、集中力です。
プリント学習だけに頼りきってしまうと、紙面上の問題しか答えを出せなくなります。
するとそのうちに勉強が嫌いになり、受験したくないと言い出してしまうかもしれないため注意が必要です。

問題を解くための勉強をさせる

小学校受験では、考えなくても簡単に解けてしまう問題もあります。
本来は自分で考えて答えを出すものですが、解答するためのテクニックだけを勉強させてしまうと、途中経過を説明できなくなります。
どうしてその答えになるのかを、自分で理解して解いていくことが勉強本来の楽しさです。
合格するためだけの勉強テクニックは、子どもには必要ありません。

できないと責めたてる

子どもが小学校受験に向けてやる気になっていても、急に問題が解けるようになるものではありません。
塾に通っていたり、通信教育で勉強したりしていても、完璧にはできないことの方が多いでしょう。
親が真剣になりすぎてしまいできないと子どもを責めてしまいがちですが、子どもは一生懸命やっているため、それを責められるのは子どもにとってストレスでしかありません。
泣いても机に向かわせ、できるまで遊ばせない・おやつを食べさせないなどはやめましょう。
親から何度も責めたてられると、自己肯定感が低くなり、やる気も無くなってしまいます。

勉強スケジュールを組んでしまう

1日に何枚テキストを進める、家庭学習は〇時間のように、親が時間に依存してはいけません。
塾や家庭学習も大切ですが、楽しそうに勉強できなければ受験までモチベーションを継続していくのは難しくなります。

小学校受験にとらわれてしまう

小学校受験の面接は、日常的な生活習慣や交友関係などから子どもの人間性や個性をチェックする場です。
そのため、受験のために生活環境や習慣を変えたり強要したりするのは、メリットだけでなくデメリットもあります。
たとえば、早寝早起きは受験のためだけでなく子どもが健全に成長するために必要ですが、意識しすぎてしまうと窮屈に感じてしまい、子どもの行動や思考に影響を与えます。
受験だけが子どもの人生ではありませんから、親の意見を押し付けるような勉強はやめましょう。

家庭学習で必要な準備とは

家庭学習を定着させるには、机に向かう習慣を身につけましょう。
「おやつを食べたら勉強する」と、ルーティンを作ってしまえば自然と机に向かいやすくなります。
楽しく勉強するためには「勉強しなさい」と言わないことが大切で、子どもが得意なことや好きなことから進めていってください。
勉強しやすい環境を作ることも大切ですから、ゲーム機などは目に入るところに置かない、勉強中は親もスマホを見ないなど、ルールを決めましょう。

家庭学習をうまく活かすコツ

自宅では集中して勉強できないのではと不安になる方もいるでしょう。
ママパパがいるから安心して勉強できる、集中できることもありますから、家庭学習を活かして合格を目指してください。
そのためのコツを5つ紹介します。

得意なことから始める

勉強を習慣にすることで、子どもの能力はどんどん伸びていきます。
自信をもって勉強を進めるには、得意なことから始めるといいでしょう。
やればできる・勉強は楽しいという気持ちが大きくなると、家庭学習が定着し苦手なことにもチャレンジしていけます。

ゲーム感覚で取り組む

苦手な科目には、勉強が楽しくなる要素を取り入れていきます。
パズルを使って図形を形にしていく方法や、クイズやミッション形式でクリアできたらレベルが上がるなどゲーム感覚で勉強に取り組めるといいでしょう。

子どもに目標を決めさせる

「1日2ページはドリルを進める」 「できた日にはシールをもらう」など、週単位や月単位でできる目標を子どもに立てさせます。
パパママは、子どもが目標を達成したら好きなお菓子を買う、遊びに連れて行くなどのご褒美を用意しておきましょう。
自分で計画する・決めたルールは守ることも、受験勉強のうちです。
積極的に家庭で取り組んでみてください。

時間にこだわらない

塾や習い事がある場合には、親子で余裕がある時間に取り組むようにするなど臨機応変に勉強を進めましょう。
長い時間勉強すれば合格するものではありませんし、親御さんの帰宅時間によっても勉強を始める時間は違います。
子どもが集中しやすい時間や勉強しやすい時間を聞いて、家族で家庭学習にベストな時間を考えてみましょう。

適度な休憩を入れる

幼児期の詰め込み教育はやる気を失わせ、集中力の低下につながります。
小学校受験のための勉強は長い時間やれば良いというものではなく、無理なく進めることが大切です。
適度に休憩したり、外遊びでリフレッシュしてから取り組んだりするなど、勉強しやすい環境を作りましょう。

受験勉強は楽しみながら始めよう

ペーパー問題を解くだけでなく、日常生活をどう過ごすかも小学校受験の勉強のうちです。
あれこれやりすぎてしまうと、子どものやる気が失われてしまいます。
子どものやる気を出させるには、楽しいことや好きなこと、興味のあることから始めさせましょう。
遊びの中にも学ぶべきことはたくさんあります。
机に座らせることだけを考えるのではなく、勉強が楽しくなるように家族でサポートしてあげてください。

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