子育て世代のためのライフスタイルメディア

学校受験に向いている子供と向いていない子供の特徴とは?向き不向きより大切なこと

小学校受験 向き不向き

「勉強が好きな子供が絶対に合格する」 わけではありません。
小学校受験は、学力だけでなく学校生活の中で成長できるのかが試されます。
本記事では、小学校受験向きの子供と向いていない子供の特徴を解説します。

目次

小学校受験に向いている子供の特徴

小学校受験はあらゆる角度から試験が行われるため、柔軟な思考や人間力が重視されます。
どのような性格の子供が、小学校受験に向いているのでしょうか。

自分の意見を言える

テストでは「考える力」が試されますが、面接では質問に対して自分の気持ちを伝えなければいけません。
入学したらどのような学校生活を送りたいのか、自分が得意としていることや好きなものについて話ができるかが大切です。
意見を言えるだけでなく、人の話を素直に聞き、問題解決できる柔軟性も必要とされます。
お友だちと喧嘩しても「ごめんなさい」 が言えるようにしておきましょう。

集中力がある

ペーパーテストはもちろん、面接では面接官の話を聞いて返事をします。
注意力散漫で落ち着きがない、集中力がないと、入学してからの勉強についていけません。
授業中は先生の話をしっかり聞き、休み時間はお友だちと元気に遊ぶように切り替えできることがポイントです。

好奇心がある

どんなことにも疑問を持ち、自分で調べて大人に聞く、新しいことに積極的にチャレンジできる子供は学習意欲も高く受験勉強も楽しめます。
忙しい時に、「どうして」「なぜ?」 と聞かれたら、きちんと対応し好奇心を満たしてあげてください。

向上心がある

どのようなことに対しても前向きな子供は、向上心があるため受験勉強にも積極的に取り組んでいきます。
個性を伸ばし、社会性の高い子どもに育つような教育理念の小学校では、向上心がないと楽しめなくなります。
自分から進んで勉強やスポーツに打ち込む子供は、小学校受験に向いています。

協調性がある

「自分だけがよければいい」 考えでは、団体生活を円滑に送れなくなります。
競争しながら高みを目指す気持ちも大切ですが、集団ではお友だちと協力して行動しなければなりません。
お友だちと協力できる、助け合ったり支えあったりして行動できる子供は合格点がもらえます。

小学校受験に向いていない子供の特徴

特別な勉強をしなくても小学校受験はできますが、受験向きでない子供もいます。
ここでは、受験向きではない子供の特徴を見ていきましょう。

落ち着きがない

好奇心が強い子供は、興味を示すとなんでもやりたがる傾向にあります。
子供らしい一面ですが、集中できずに飽きてしまい、中途半端にしてしまうのは落ち着きがない証拠です。
先生の指示を待てない・守れない子供は小学校受験では不利になります。
すぐに投げ出してしまうような子供は、何かを始めたら集中して行えるように声掛けしてあげましょう。

人の話を聞けない

両親やおじいちゃん・おばあちゃんが話をしているとき、目を見て聞いているでしょうか。
人の話をちゃんと聞けない子供は、どんなに丁寧に教えても集中できないため、同じことを何度も繰り返さなければなりません。
受験では、言われた通りに行動する試験もありますから、親の話をちゃんと聞くことから教えていきましょう。

1人遊びが好き

静かに考え事をしたり、絵を描く・物を作ったりするのは、その子供の個性です。
団体の中に入れば、お友だちと仲良く遊べるのであれば問題はありませんが、誘われてもいかずに1人遊びに没頭するのは協調性に欠けてしまいます。
できるだけ、同じ年の子供がいる場所に連れていき、コミュニケーションが取れるようにしましょう。

熱中すると勉強しなくなる

何かに没頭すると、集中して他のものが目に入らない子供の姿を見かけることがあります。
集中力が高いことは良いのですが、1つのことに夢中になりすぎて勉強に手がつかないのは困ります。
小学校受験は学力だけでなく、学習意欲や協調性などをバランスよく身につけなければなりません。
得意なことを個性として伸ばしたい子供は、小学校受験を窮屈に感じてしまうでしょう。

勉強以外に興味を持っている

スポーツや音楽・絵画などの芸術に興味があり、習い事を継続している子供は、本人が希望しないのであれば受験の必要はありません。
学区以外の小学校に通うことになれば、習い事に行く時間が遅くなったり集中できなくなったりするかもしれません。
1つのことに集中して楽しめることは、子供の人生を豊かにしますし、その道に進まなくても糧となるでしょう。
学力でなく、スポーツや芸術的な才能を伸ばす学校であれば、小学校受験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

小学校受験は向き不向きだけではない

向いている子供が全員合格するほど、小学校受験は甘くはありません。
何かが欠けていても、補うものがあれば輝いて見えますし、それが個性になります。
チャレンジするかしないかは、向き不向きだけで考えず、さまざまな角度から検討してみましょう。

子供に受験の意思がある

ママ・パパの教育方針が小学校受験であっても、子供が望んでいないのに始めることはできません。
最初は興味本位で始めても、お友だちと一緒の小学校にいけないことを嫌がることもあるでしょう。
小学校受験をすることで、子供にどのようなメリットがあるのかをわかりやすく説明し、本人がやる気であれば受験させましょう。
入学することで、自分がやりたいことができるようになる、目標ができるとわかれば集中して頑張れます。

子供のやる気を引き出す

偉人の多くは勉強嫌いで、子供のことは興味のあることにしか耳を貸さなかったなどのエピソードがあります。
幼い頃から才能を感じさせる子供がいないわけではありませんが、努力なくして結果にはつながりません。
何か秀でたことがあるのなら、「すごいね」 「そんなこともできるんだね」 と褒めてあげましょう。
過度な期待はプレッシャーですが、親が褒めてくれたことを子供は喜びますし、もっと頑張りたいと思うはずです。

受験に適した環境を作る

子供がやる気でも、親やおじいちゃん・おばあちゃんが応援してくれないと、勉強に集中できなくなります。
家族ぐるみで子供を励まし、勉強しやすい環境になるように工夫しましょう。
無理に子供部屋に閉じ込めなくても、リビングで家族と一緒に勉強するのもおすすめです。
学習は両親がサポートし、勉強中はスマホやゲームをやらないなどのルールを決めておくのもいいでしょう。

教育方針に合った学校を探す

小学生によって教育理念や方針が違います。
自分たちの教育方針に近いのか、子供のやりたいことができるのかを書き出し、方向性が近いところを決めてください。
受験する小学校が決まったら、資料集めなどリサーチも必要です。
習い事をしていないのなら、この機会に塾に通うのも良いでしょう。
塾の先生は受験ノウハウを持っていますし、どのような学校なのか求められる子供のタイプにも詳しいはずです。

学びの過程を大切にする

小学校受験に失敗しても落ち込まないことです。
何かに挑戦する素晴らしさや、子供が成長する姿を見られただけでも、十分な収穫はあったはずです。
合格はスタートでゴールではありませんし、不合格でも受験に向けて子供がした努力は無駄にはなりません。
受験にチャレンジしたことで、子供の欠点がなくなったり、集中力がアップしたりと良いこともあるはずです。
小学校受験から学ぶこともたくさんあります。
向いていないからと諦めず、子供の成長に必要な過程であればチャレンジする価値はあるでしょう。

子供の人間力を高める育て方が大切

小学校受験は子供の性格や環境で向き不向きはあります。
自分の子供は向いていないからと諦めるのではなく、本人にチャレンジする気持ちがあるかが大切です。
受験のために勉強するのではなく、子供の成長過程の1つが小学校受験であることを理解しチャレンジしてみましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次