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小学校受験で落ちる親と受かりやすい親の違いとは?受かるためにできること

小学校受験で落ちる親

学力に問題はないにもかかわらず、親が原因で小学校受験に落ちてしまうケースがあります。
小学校受験の面接では子どもの個性だけでなく、親自身の立ち振舞いから「将来的な子どもの姿」を推測する学校もあるため注意が必要です。
本記事では、小学校受験に落ちてしまう親や受かる親の特徴と、落ちないようにするにはどうすべきかについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

小学校受験で落ちる親の特徴

どもの行動や性格は親の影響が大きいとされています。
受験当日はどこから誰が見ているかわかりませんし、面接では子どもだけでなく親の行動もチェックされていることを忘れてはいけません。
ここでは、小学校受験で落ちる親の特徴を5つ紹介します。

挨拶ができない

面接は部屋に入る前から始まっています。
「失礼します」と言って部屋に入らない、退室するときに「ありがとうございました」と元気に挨拶ができないのは親という前に社会人として失格です。
どんなに面接の練習をしていても、親が普段から挨拶をしていなければ子どもにも習慣付けられることはありません。
挨拶ができない親は「すべてに無関心」 と取られてしまい、印象が悪くなります。

人の目を見て話さない

ビジネスでは相手と目線を合わせて話すのがマナーであるように、面接でも面接官である先生の目を見て話さないのはマナー違反です。
「目は口ほどに物を言う」 の通り、うなずいている面接官の目を見るだけで感情を読み取れます。
人と話すのが苦手、初めて会う人の目を見て話すのが恥ずかしいのであれば、眉間や鼻を見て話すようにしましょう。

過干渉・過保護

小学校受験は子どもの成長のためであり、親の見栄やブランド志向を満足させるためではありません。
親の意見を押し付ける・すべてにおいて親が先回りすると、子どもの自主性が育たなくなり、人に依存するわがままな性格になります。
子どもの代わりに質問に答えたり、子どもが話している途中で口出ししたりすると、過干渉や過保護であるイメージをもたれやすくなるので注意が必要です。

品性のない立ち振る舞い

面接官に向かってため口で話す・大きなあくびを平気でするなど、大人としてのマナーや品性がない行動は悪印象にしかなりません。
乱れた髪やアイロンがかかっていないシャツなど、服装などもチェックされていますので気をつけましょう。
親の自己管理能力が低いと、子どもへの教育が行き届いていないと判断されてしまいます。

乱暴な言葉遣い

面接官に対してはもちろんですが、子どもに「早く答えろ」や「グズグズするな」など乱暴な言葉をかけるのは良くありません。
日常的に暴力的な言葉を使っていると判断され、家庭環境に問題があるのではないかと疑問視されます。
子どもだけが丁寧に話していても、親がだらしなく乱暴であるのは印象を悪くすることを忘れないでください。

反対に受かりやすい親の特徴とは?

小学校受験で受かる子どもの親には、いくつかの共通点があります。
普段からの行いや言葉遣いは、大切な場面でも注目されることを頭に入れておきましょう。
それでは、小学校受験に受かりやすい親の特徴を3つ見ていきます。

志望校と教育方針が近い

家庭での教育方針が、受験する小学校にマッチしていることは重要です。
親子で将来的なビジョンを構築し、そのために受験校を選ぶわけですから、学校と家庭での教育方針が異なってしまうと子どもは混乱します。
面接では、どのような教育方針で育ててきたのか、今日までどんな努力をしてきたのかをよく聞かれます。
塾へ通った・習い事をさせただけでなく、どのような目的で習い事をさせたのか、子どもの成長はどうだったかを簡潔に話せるようにしましょう。

受験を客観的に見ている

受験することは教育方針の1つであり、子どもの成長過程の1つです。
親の意見を押し付け、レールを敷いて走らせるのではなく、子どもの支えになるようなサポートをしていることを話しましょう。
親は子どもの味方であり、どんな時でも見守り励ましますが、間違ったことには厳しくあるべきです。
他人の子どもと比べず、個性を尊重する親は好印象を持たれます。

積極的に活動してくれる

小学校は行事が多く、保護者のサポートがなくては進みません。
学校行事は、子どもの成長を目の当たりにできるイベントでもあります。
すべてに参加する必要はありませんが、できる限り行事に参加し、運営のサポートにも携われることをアピールしましょう。
親が行事に参加すると、子どものモチベーションも上がりますし、学校での様子などを事細かく聞くチャンスにも恵まれます。

小学校受験を落ちないためにできること

小学校受験では、学校側が通って欲しい子どもや家庭を面接でチェックします。
学力があっても、親が学校の教育方針とは合わない場合には合格できません。
小学校受験に落ちないために、親も子どもと一緒に努力しましょう。

受験校をリサーチしておく

願書には志望校を受験する理由などを書き込みますが、テンプレートのようにオリジナリティが無いと小学校側の気持ちを掴めません。
「この家庭に入学してもらいたい」 と学校側が希望するような、魅力的な願書を提出しましょう。
願書で合否が決まるわけではありませんが、熱意を感じられない・学校案内や学校説明会通りの内容では合格は望めません。
自分たちの素直な気持ちや教育方針をわかりやすく願書に書くことで、小学校側に熱意が伝わります。

品性とマナーを持つ

面接で大切なことは第一印象です。
1日に何十人も面接し、同じような質問を投げかけていますから、面接官も疲弊しています。
疲れているところに、態度が悪く乱暴な言葉で話す親が入ってくれば、悪い印象しか持たれません。
はっきりした声と品性を感じる相手には、面接官も背筋が伸びますし、気持ちも引き締まります。
「教育が行き届いている家庭」 と好印象を与えられれば、面接もスムーズに進むでしょう。
好感度の高い挨拶や立居振舞いの両親は、きっと良い結果に結びつきます。

教育に対しての熱意を伝える

小学生は環境による影響を受けやすい時期で、知的好奇心を養い社会に興味を持つ広い視野を育てることが重要です。
小学校受験すると偏差値が高くなると勘違いしている方もいますが、学童期に必要な勉強は人間力を高めることにあります。
面接では、自分たちの教育方針と学校の校風がマッチしていることや、子ども自身が成長できる環境で教育したいという熱意を伝えましょう。
家庭の教育方針を簡潔に、熱意を持って面接官に伝えられるかどうかは、合否に大きく影響します。

会話力を磨く

プレゼンが得意なお父さんやキャリアのあるお母さんは、論理的かつわかりやすく説明するのが得意でしょう。
しかしながら、面接官はクライアントではありませんし、聞きたいのは説明ではなく誠実な気持ちや教育に対する熱意です。
面接では、面接官から投げかけられた質問に対して誠実に答える必要があります。
話が脱線したり無駄な話を続けたりしないように、面接官の話を正確に理解できるように傾聴しましょう。
また、会話力の高い人は姿勢も良く、相手から好印象を持たれやすくなります。
普段から人の話をしっかり聞いて会話していると、ポジティブな感情とネガティブな感情の両方に対処できる能力=エモーショナルヘルスが向上します。
子どもにも良い影響を与えますから、正しい言葉で丁寧にわかりやすく伝えられる会話力を身につけましょう。

小学校受験に落ちない親になるためには意識を高く持つこと

社会人としての基本である挨拶を丁寧にし、マナーを守り身だしなみにも注意を払ってください。
親の言葉遣いやマナー・生活習慣は、子どもの学習環境や性格、学力にも影響を与えます。
小学校受験は親子の二人三脚で乗り越えるものですから、親として恥ずかしくない行動を心掛けましょう。

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