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小学校受験のスケジュールは?準備を始める時期や試験内容についても説明

小学校 受験 準備 いつから

初めて小学校受験をする家庭は、不安が多いのではないでしょうか?
事前にしっかりとした情報収集を行っておくと、不安も軽減されます。
ここでは、小学校受験をする準備のタイミングや試験内容などについて細かく説明していますので参考にしてください。

目次

小学校受験の準備はいつからするといいの?

小学校受験をする際に、一体いつから準備を始めたらいいかわからないという方も多いでしょう。
年長になってからで十分なのではないかという意見もありますが、一般的には受験の1 年前、年中の秋からスタートします。
ここでは、小学校受験までのスケジュールや、早く準備をした方が良い理由について説明します。

小学校受験のスケジュールは?

小学校受験までのスケジュールをきちんと立てておくのは、万が一のミスの予防にもつながります。
また、ただ漠然と受験までの日々を過ごすのではなく、適切なタイミングで適切な対策ができるよう、しっかりとスケジュールをたてましょう。

新年長11〜2月

この期間には、志望校の情報を集めましょう。
また、年中の復習を行っておくのも大切です。
この季節にはクリスマスやお正月、節分といった季節行事が数多くあります。
季節のイベントをしっかりと楽しみ体験し、子供に強い印象を残すようにしましょう。

3〜4月

この時期は塾などの春期講習が開始されます。
幼稚園が春休みの時期なので、このタイミングで塾などに通い始めても良いでしょう。
塾では4月から学校毎にクラス分けが行われ、授業が始まります。
また、季節行事としてひな祭りやお花見を体験させましょう。

5〜7月

この時期は大体月に一回のペースで模試を受け、本格的に受験体制に突入します。
6月には学校説明会が始まるので、志望校などをリストアップし漏れのないように参加をしましょう。
また、受験用品や洋服・願書に添付する写真の準備もこの時期に行いましょう。
季節行事はこどもの日や母の日・父の日があります。

8〜10月

この時期には、志望校に提出する願書を作成します。
入試説明会や入学説明会も開催され、いよいよ大詰めです。
願書を提出したら、試験当日のシミュレーションを行いましょう。
早いところでは10月から面接がスタートするので、各志望校のスケジュールを再チェックしましょう。

早く準備をした方が良い理由

小学校受験の準備は1年前から始めたほうがよいとされています。
試験内容は学んですぐに習得できるものだけではなく、生活習慣やお行儀など、身につくのに時間がかかるものもあるためです。
また、実務上早い方が良い理由などもここで説明していきます。

志望校を早く決められる

志望校をいくつか定めると早い段階で学校説明会にいけるので、志望校を絞れます。
テスト内容や傾向は学校によって異なるため、早く志望校を絞れれば出題傾向に合わせた勉強ができます。
また、志望校に強い塾や幼児教室に通わせられるのは大きなメリットでしょう。
早めに準備をはじめ、子供の得意不得意や性格などを把握しておくと志望校を決める材料にもなります。

受験にとりくむ体制を整えられる

小学校受験は子供や塾だけが頑張るものではありません。
子供のスキルはもちろん、家庭環境や保護者も大きく影響します。
保護者面接では、夫婦間の意見などを統一しておく必要があります。
時間をかけて家族が一丸となり、受験に向けての絆や結束を深め気運を高めていきましょう。

体験やスキルがしっかりと定着する

小学校受験をするのはまだ幼い幼稚園児です。
学んだことをすぐに自分のものにするにはそれなりの時間がかかります。
なんども同じことを繰り返し学習し、しっかりと定着させましょう。
また、頭だけで覚えてもなかなか理解するのが難しいものですが、1年間の行事などを実体験として経験しておくとより理解度が高まります。

小学校受験の試験内容とは

小学校受験は、ペーパーテストだけではなく、様々な角度からチェックが行われます。
ここでは、小学校受験の試験内容について説明します。

ペーパー試験

小学校受験のペーパー試験は、一般的には口頭で出される質問に対して筆記で答えるスタイルです。
口頭で答えるスタイルの学校もありますが、この際には即座に答えられる理解力が必要です。
内容的には、試験官の質問に対する理解力・数を数え比較する・回転図形や線対称など図形問題・一般常識や季節に関する問題が出されます。

行動観察

他の受験生と一緒に集団で遊んだり、課題に取り組んだりする科目です。
グループ活動の中で、リーダーシップやコミュニケーション能力・協調性などが評価されます。

制作・絵画

物を作ったり絵を描いたりする中で子供の感性もチェックします。
お手本をもとに再現する物や、与えられたテーマにそって自分の感性で仕上げる物などがあります。

運動

マット運動や走ったり投げたりといった基本的な運動能力が試されます。
また、指示の理解度ややる気などもチェックされます。

面接

子供だけの面接や保護者だけ、また保護者と子供と一緒など、面接のスタイルは学校によって異なります。
質問内容は、子供に対しては興味のあることや友達について、保護者に対しては志望理由や教育方針などが多いようです。

準備しなければいけないこと

小学校受験は多方面にわたってチェックが行われるので、塾や幼児教室だけでなく、家庭でもしっかりと準備を行わなければいけません。
ここからは、家庭でしなければいけないポイントについて説明します。

しつけをしっかり行う

塾や幼児教室では礼儀作法などは教えてくれません。
また挨拶や受け応え、お箸の持ち方や洋服のたたみ方など生活習慣は、すぐに身につくものではないので日頃からしつけをしっかりと行いましょう。

絵本の読み聞かせをする

絵本の読み聞かせは、子どもの発達に大きく影響します。
また、読み聞かせでは、話を聞いて理解する「理解力」の練習にもなるでしょう。
たくさんの本の読み聞かせにより、子供の想像力を掻き立て、豊かな感性を育てられます。

季節の行事や花・虫などに親しむ

家庭での季節行事は非常に重要です。
お正月・初詣・豆まき・ひな祭りなど、季節行事を大切にしましょう。
凧揚げやかるたといった季節の遊びやおせち料理、ひなあられなどの料理を体験することで記憶に残ります。
また、お花見や梅雨、海水浴やスキーなど四季を感じさせてあげましょう。

家のお手伝いをさせる

洗濯物をたたんだり、食卓の準備をしたりするなど、家事を一緒に行いましょう。
指示を聞き正しく行動する練習にもなります。

公園で遊ぶ

幼稚園児では体の成長に差が出るため運動能力が気になるという方も少なくないでしょう。
小学校受験では運動実技が行われる学校もあるため、体力作りも大切です。
スポーツ塾などで受験対策はできても、日常的に公園へいって遊ぶ機会があれば体力向上となるでしょう。
公園でお友達と遊ぶことで協調性が身につくだけでなく自然に触れる機会も増え、四季を感じ、季節の昆虫などと出会うチャンスでもあります。

小学校受験準備のポイントは1年前からのスケジュール管理

小学校受験はペーパーテストだけでなく、コミュニケーション能力や運動能力・表現能力など、多方面にわたっての人間性がチェックされます。
また、子供だけでなく保護者の人間性や家庭環境なども重要です。
子供はもちろん、家族が一丸となって受験に挑まなければいけません。
早く志望校を決め、その学校に向けた受験対策を行いましょう。
また、家庭でしっかりとしつけを行い、季節感を感じる生活を体験させてあげましょう。
スケジュール管理も大切です。
ただ闇雲に勉強をするのではなく、そのタイミングに何をしてあげたら良いのかを計画立てて、効果的に学べるようにスケジューリングを行いましょう。
同時に、願書の提出や当日の服装なども余裕を持って準備を行い、面接に向けたシミュレーションも行なっておくと良いでしょう。

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