子育て世代のためのライフスタイルメディア

小学校受験に必要な費用の内訳とその金額や面接時の身だしなみについて解説

小学校受験 費用

子どもには勉強をしやすい環境を、と考えている親御さんは少なくはありません。
ただいくらそう思っていても、いざ小学校受験となるとどうしても家計の負担を考えてしまいます。
小学校受験は裕福な家庭に限られたもの、といったイメージがありますが、実際のところどれくらいの費用が必要なのか、その内訳と金額についてみていきましょう。

目次

小学校受験にかかる費用とは?

小学校受験に必要な費用としてはおもに以下の5つがあります。

  • 受験の前段階である幼児教室や塾にかかる費用
  • 実際に受験問題を体験できる模擬テスト代
  • 幼児教室や塾以外での勉強で使う問題集やドリルといった教材費
  • 受験本番に着ていく服や靴、バッグなどの購入費
  • その他(交通費や駐車場代など)

受験の前段階である幼児教室や塾にかかる費用

幼児教室や塾にかかる費用としてもっとも大きなウエイトを占めるのが月謝です。
受験対策を始めるタイミングとして多いのが年中の11月で、期間としては年長の10月までの1年間となります。
その理由としては、小学校受験が私立であれば例年11月、国立であれば12月に始まるためです。
入試問題には四季を題材にした問題が出される傾向にあり、1年を準備期間に充てれば四季も体験でき受験対策にもなります。
つまり月謝は12か月分必要で、ほかにも春季・夏季・冬季講習や入会金、施設の維持費なども別途必要です。
また、1か所だけでなく複数の幼児教室や塾を掛け持ちするのであれば、当然それだけの費用が加算されます。

実際に受験問題を体験できる模擬テスト代

いくら幼児教室や塾で勉強を習ったとしても、受験本番はまったく違った雰囲気を持つものです。
小学校に上がる前の子どもにとって、いつもとは違う雰囲気の空間で日頃の成果を出すのは難しいといわざるを得ません。
そのため受験本番を想定した問題を受験前に体験しておくことで、受験当日も落ち着いて入試を受けられるわけです。
その受験本番を想定しておこなわれるのが模擬テストで、その回数は教室や塾によって違いますが、とくに年長組になると1か月に1度のペースで受けたいものです。

幼児教室や塾以外での勉強で使う問題集やドリルといった教材費

勉強は幼児教室や塾だけでおこなうものではなく、日頃から家庭内でもやっておくべきものです。
しかし、ご両親が問題を作って子どもに与えるのは現実的ではなく、専門の教育機関や塾などが作った問題集やドリルを購入することになります。
問題集の質も重要ですが、同時に数をこなすことも幼児期には重要で、なるべく多くの問題を解くことで応用力や思考力が身に付くでしょう。
また苦手分野があればその分野の問題集に集中しておこなえば、平均点も上がるうえ、子どもにとっても自信となります。

受験本番に着ていく服や靴、バッグなどの購入費

受験当日に着ていく服は子どもだけでなく、ご両親のものも揃える必要があります。
また服以外にもバッグや靴なども準備しなければならず、購入するかレンタルするかして揃えることになります。
受け入れる小学校としては、成績の良い児童であるとともに、周りに迷惑をかけず問題を起こさない児童であることを求めているわけです。
それを見極める1つの基準が面接時の服装で、ご両親もあわせてその点はじっくりと観察されるため、服装や持ち物に関しては充分に気をつかってください。
また、幼児教室や塾に通うときにも受験当日と同じ格好にすることで、子どもがその服装に慣れ、本番でも普段と同様に振舞えるといった効果があります。

その他(交通費や駐車場代など)

幼児教室や塾に子どもを送り迎えするのであれば、そのときの燃料代や場合によっては駐車料金が必要です。
ときにはタクシーを使う場面も考えられ、その際はかなりの出費を覚悟しておかなければいけません。
もちろん受験をするためには小学校へ受験料を支払い、願書用の顔写真もスタジオでの撮影であればそれなりに費用が発生します。

小学校受験にかかる費用の内訳

小学校受験には幼児教室や塾に通う費用だけでなく、教材やテスト代などさまざまなところで費用が発生します。
ではそれぞれの費用が具体的にどれくらいかかるのかをおよその金額を見ていきましょう。

幼児教室や塾に支払う授業料

首都圏の幼児教室や塾を例にした場合、年中の11月から年長の10月までの1年間でおよそ100万円の授業料が必要です。
内訳としては月々の授業料が5万円で年間60万円、春季・夏季・冬季の講習に40万円ほどとなっています。
またそれ以前の年中の4月から年中の10月にかけて通わせたい場合は、月々の授業料が2.5万円×7か月で約18万円、長期休暇の講習に10万円ほどが必要です。

模擬テスト代

模擬テストは日頃の成果を見るためと、本番の練習のために必ず受けておきたいものです。
年中時期では7か月で3回程度を目安として、5,000円×3回の15,000円、年長時期は単価も上がり回数も増え、10,000円×10回で100,000円とみておきましょう。

問題集やドリルなどの教材費

問題集やドリルは同じような問題を何度も解くことで、そのパターンを頭と身体に覚えこませる効果があります。
そのため、年中時期では最低でも月に2冊、年長になれば月に4冊はこなしていきたいものです。
その場合、年中時期で1,500円×2冊×7か月で合計21,000円、年長時期になると1,800円×4冊×12か月の86,400円で、トータルすると10万円を超える費用が必要です。

その他の費用

交通費や駐車料金は各家庭でばらつきがあり、これくらいとは一概にはいえませんが、1回当たりが少額であっても年間となればかなりの出費となるでしょう。
また受験料は私立であれば2〜3万円、国立で2,000〜3,000円が必要で、ここに私立の場合は入学金が発生し、その額はおよそ30万円です。

身だしなみにも費用がかかる

幼児教室や塾に通うと授業料や教材といった費用が発生しますが、小学校受験にはそれ以外にも身だしなみに対しての費用も見ておく必要があります。
もちろん服装によって合否が決まるとはいえませんが、普段着ときちんとした身なりであれば、どちらのほうが面接官に印象良く見られるでしょう。

子どもの服装

男の子の服装の定番は襟付きのシャツとズボンで、色は紺色が無難とされ、ここにベストやジャケットを組み合わせることもあります。
そしてシャツと靴下は清潔感のある白色で統一すると良いでしょう。
価格はメーカーやブランド、また素材によって幅がありますが、ブランド品であれば10万円が目安となります。
女の子の場合、襟付きのシャツにスカート、またはキュロットスカート、そしてベストのコーディネートが基本です。
こちらも紺色をベースとして白色のシャツと靴下の組み合わせとなり、金額も男の子と同様に10万円前後をみてください。

ご両親の服装

子どもに付き添うご両親のファッションも重要で、基本的に父母ともにスーツが良いでしょう。
父親の場合、グレーや紺色であれば仕事で着ているスーツでも問題はありませんが、できれば受験用に新調したいものです。
母親の場合は、紺色のスーツでスカートといったスタイルが定番で、ここに清楚なイメージのあるアクセサリーを組み合わせます。
またバッグに関しては高級なブランド品よりも、ノーブランドでも上品さのあるものだと嫌味がなく好印象を持たれるようです。
価格の目安としては、双方に新調すると、約20万円となり子どものものと合わせると総計で30万円はみておく必要があります。

小学校受験には費用の前準備が必要

小学校受験にのぞむには前段階で子どもを幼児教室や塾に通わせる必要があります。
ただ授業料や教材費、また交通費などの出費は100万円単位で発生するため、ご両親としては充分な準備をしておかなければいけません。
また面接時の服装についても、なるべく新調して印象良く見られる身だしなみを心がけてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次