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習い事は何才から始めるのがいい?

ピアノの練習をする女の子

習い事を始めるのに適した年齢と、年齢別おすすめの習い事、メリット・デメリット、選ぶポイントを解説。

い事には、学校や保育園・幼稚園では得られない学びや体験が多くあります。
しかし、

  • 無理強いになってはいけない
  • 何才くらいから始めるのがいいの?
  • 年齢的に理解できない内は、習わせても意味がない?

など、子供が習い事を始める年齢について悩んでいる親御さんは多いと思います。

ここではそんな親御さんの参考になるよう、習い事を始めるのに適した年齢と年齢別おすすめの習い事、メリット・デメリット、選ぶポイントを解説します。

目次

習い事は何才から始めるのがいい?

習い事は何才から始めるのがいいのか。
それを明確に示すデータはありません。ですが、傾向としては3~4才が多いようです。

子供が保育園や幼稚園に入園する年齢として3~4才が多いからだと考えられますが、そのタイミングで習い事も始める理由として、以下の事が挙げられます。

母子分離

母子分離とは、子供が母親と離れても不安を感じずにいられる状態の事です。
母子分離は子供の自立の第一歩であり、仲間集団や社会に参加するための重要な発達過程です。

生後間もない子供は母親と一体で、自他の区別がついていません。
それが成長するに従い母親への身体的依存が弱まり、独立歩行ができるようになり母親から自由に離れる事ができるようになります。
その一方で、この1才~2才頃の子供には、一種の矛盾した状態、つまり母親に見捨てられるという分離不安が生じます。

それが2才~3才頃になると、言語能力の獲得、現実検討力の発達が進み、自己と対象の区別がしっかりつくようになります。
そして依存対象としての母親のイメージを心の中で永続的に持つことができるようになり、離れていても情緒的に安定するようになります。
この事からも、3~4才は習い事を始めるのに適した年齢だと言えるでしょう。

また、母子分離は母親にとっても少しの自由をもたらすリフレッシュになりますし、反対に、心配で子供から離れられないといった母親の子供への依存を弱める事にも役立ちます。

先生や仲間の言葉を理解できる

3~4才の子供は、既に述べたように自分と他者との区別がしっかりとつき、先生や仲間の言葉を理解できるようになっています。
従って、先生の指示に従う事もできます。

習い事をするメリットとデメリット

幼くて意味が理解できないのに習わせても、良い事があるのか、無理強いにならないのかと思い悩む親御さんのために、習い事をするメリット・デメリットをまとめました。

メリット

・社会性やコミュニケーション力が身につく

・自信に繋がる

習い事では子供の習熟度に合わせて学ぶ内容が高度になっていきます。習熟度の目安が級位や段位である事も多く、褒められたり目標を達成したりする事が自信に繋がります。

・集中力がつく

・視野が広がる

家庭や学校以外の場を知るだけでもそうですが、学校や保育園、幼稚園では学べない事や体験できない事に触れ、子供の視野が広がります。

・将来の進路や職業の、選択肢が増える

学校で学べない事を学ぶ事や、特化した指導を受ける事で得られた高度なスキルは、将来の進路や職業の選択の幅を広げます。

デメリット

・出費がかさむ

月謝以外に、入会金や道具費、場合によっては施設利用料などが必要となりますし、発表会や試合などがあれば参加費も必要です。

・遊びの時間が減る

習わせるからには、その分野の知識やスキルに大きな成長がある事を期待する親御さんは多いでしょう。しかし必ずしも目を見張るような成果が見られない事もあります。この場合、子供が楽しんでやっているなら、長い目で見守る事が大切です。忍耐力や継続力など、他に得られる事は沢山あります。

・送迎など親自身の負担も増える

金銭面ばかりが親御さんの負担ではありません。送迎に必要な時間や労力も必要になることを見落とさないで下さい。

習い事を選ぶ時のポイント

子供の適性や年齢に合う習い事を見極めるにはどうすればいいのか。
これも大変重要な事で、親御さんにとっては悩みどころでしょう。

せっかく始めた習い事を途中でやめる事になっては、子供のやる気や自信を失わせかねません。
そこで、習い事を選ぶ時に注意すべきポイントとして、以下を挙げます。

通える範囲か

習い事は繰り返し繰り返し通わなければなりません。従って、場所的に無理なく通える範囲かどうかは重要です。

月謝や交通費など、金銭的負担が大きくないか

デメリットでも述べた通り、金銭的負担が大きくなると、子供が楽しんでやっている習い事を親御さんの都合でやめさせなければならなくなります。そうならないために、金銭的に無理のない選択をしましょう。

体験教室で、教室や先生の雰囲気を確認する

その習い事自体は好きなのに、教室や先生の雰囲気が合わないからやめざるを得ない人もいるでしょう。その場合は他の教室に移ればいいのですが、それは精神的、労力的、金銭的負担を増やすだけです。こんな事を避けるためにも入会前の確認は必須です。

子供の適性に合っているかの見極め

これを見極めるために、日々の生活で子供を観察する事が大いに役立ちます。
気付くとやっている、これをやっている間は機嫌が良い、飽きずに長時間やっている、など、日常の何気ない様子が子供の適性を示している場合は少なくありません。

オンラインレッスンの活用

オンラインレッスンなら、通学、送迎の負担がありませんし、対面より費用が安い場合もあります。親御さんがレッスンの様子を見る事もできます。
地理的・金銭的に対面で習わせる事が難しい場合のみならず、コロナ以降、オンラインを活用する企業が増えていますので、オンラインに慣れる意味でもオンラインレッスンは有効な選択肢だと考えます。

年齢別おすすめの習い事

子供の年齢に合わせた多種多様な習い事がありますので、年齢毎におすすめをまとめました。

0才におすすめの習い事

  • ベビースイミング
  • ベビーリトミック
  • ベビーマッサージ

保護者と一緒に行いますので、保護者にとっても1つの気分転換や、子供の喜ぶ表情などが癒しとなりそうです。

1〜2才におすすめの習い事

  • 英会話
  • 幼児教室
  • リトミック教室
  • 音楽教室
  • スイミング
  • 体操

3〜6才におすすめの習い事

  • ダンス
  • バレエ
  • ピアノ
  • 英会話
  • そろばん
  • 絵画教室

小学校からおすすめの習い事

  • ダンス
  • サッカー
  • 野球
  • プログラミング教室
  • 英語
  • そろばん
  • ピアノやギター等の楽器
  • 書道教室
  • 囲碁や将棋

小学校入学前に学校で学ぶ事を習わせるのも悪くはありませんが、あくまで子供のやる気や適性が重要です。

供の成長や適性を見極め、子供が活き活きと取り組めるものを

さて、ここでは子供の習い事について、以下の点を解説しました。

  • 始めるのに適した年齢
  • 習い事をするメリット・デメリット
  • 習い事を選ぶポイント
  • 年齢別おすすめの習い事

しかし、習い事の数にも注意が必要です。
習い事が多くて負担になり、本来適している事が嫌いになるのは逆効果です。そればかりか、保育園や幼稚園、学校などにも行きたがらなくなっては大変です。

更に習い事は必ずしなければならないものではありません。
習い事を全くさせない家庭もあります。
保育園・幼稚園、学校は言うまでもなく、遊びの中にも学びは沢山あります。
特に子供が幼い内は、家族が一緒に過ごし心を通わせスキンシップを図る事は何より大切です。
子供に習い事をさせるに当たっては、その事も十分に考えて決めて下さい。

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