保育園では給食の提供が義務付けられていますが、だからといってまったくお弁当を作らなくてもいいというわけではありません。
運動会や遠足などの行事のときだけでなく、お弁当の日が設けられている保育園もあります。
そこで本記事では、保育園のお弁当の必要性について、また、お弁当作りのポイントや子供が喜ぶレシピなども紹介します。
これから子供のお弁当作りが始まる方は、ぜひ参考にしてください。
保育園にお弁当は必要?
保育園は幼稚園と異なり、お弁当を作らなくてもいいイメージがあると思いますが、実はそうとは限りません。
お弁当は子供の心身の成長に大きく関係しており、食育の観点からも「お弁当の日」を設けている保育園もあるのです。
乳幼児期の子供は、食事や調理を通して五感を成長させるため、保育園においてもお弁当での食育をとおして子供の心身の成長に取り組んでいます。
また、家庭での食育意識向上にも期待しており、お弁当を作ることで食事や調理を通じて親子のコミュニケーションを図る目的もあります。
保育園に持っていくお弁当のポイント
保育園に通う子供はまだ幼く、持っていくお弁当には注意が必要です。
大人と同じようなお弁当ではなく、子供の年齢にあった見た目や中身など工夫して準備しましょう。
ここでは、保育園に持っていくお弁当のポイントについて説明します。
量と大きさに気をつけましょう
たくさん食べて欲しいという気持ちもわかりますが、お弁当の量は子供が食べ切れる量にしましょう。
中身を詰め込みすぎると、まだ幼い子供には量が多くせっかくのお弁当を残してしまう原因となります。
子供の食べられる量に見合ったサイズのお弁当箱を用意し、中身は詰め込みすぎないよう食べやすいお弁当を心がけましょう。
好きなものを適量
好き嫌いをせずバランスよく食べてほしいという親心もわかりますが、保育園でのお弁当は「残さず食べる」ことを目標としています。
嫌いなものが入っていたり、量が多くて食べきれなかったりすると、子供はお弁当の時間が楽しくなくなってしまうでしょう。
嫌いなものが入っているためにお弁当が進まなければ意味がありません。
好きなものをメインにバランスよく適量を入れるのがポイントです。
食べやすい形状に
主食は一口サイズのおにぎりやロールサンドイッチなど、手で掴みやすいものにしましょう。
また、おかずは一口で食べられる小さめのサイズだと、子供が口に入れやすく食事が進みます。
ハンバーグや唐揚げも一口サイズにするなど、食事のリズムを妨げないものがおすすめです。
1〜2歳の子供は、まだ上手にフォークやスプーンが使えないので手掴みでも食べやすいものを選びましょう。
道具を選びましょう
お弁当箱やお箸ケースの形状も子供のお弁当作りには重要です。
ポイントは、「子供が自分で蓋を開けられるか」をポイントに道具を選びます。
3歳までは、シールタイプのように簡単に蓋が開けられるものが良いでしょう。
ロックタイプのものを使うのであれば、家庭で使い方の練習をしておくと安心です。
フォークやスプーン、お箸、ピックなど、子供の年齢に応じた道具を揃えてお弁当作りをしましょう。
保育園のおすすめレシピ
お弁当は家庭での食事と違い、見た目や彩りなどの工夫が必要です。
特に子供のお弁当となると、何を入れたらいいか迷ってしまうパパママは少なくないでしょう。
以下でお弁当におすすめのレシピを3つ紹介しますので、お弁当作りの際に試してみてください。
レンジで作るミートボール
豚ミンチ200gとパン粉大さじ2・牛乳大さじ2と適量の塩コショウを混ぜ、食べやすい大きさに丸めます。
耐熱容器にウスターソース大さじ1・ケチャップ大さじ2・砂糖小さじ2・水溶き片栗粉・水70ccを入れ肉だねを並べましょう。
ふんわりとラップをかけてレンジ600Wで2分加熱、裏返してさらに2分加熱をして完成です。
小分けして冷凍保存ができるため、使用する半日前に冷蔵庫で解凍してください。
サツマイモとベーコンのサラダ
サツマイモとブロックベーコンを1cm角に切ります。
フライパンでベーコンを色がつくまで炒め、サツマイモと塩コショウを入れて蓋をし、5〜8分加熱。
粗熱をとった後、マヨネーズ大さじ3・はちみつ小さじ1・牛乳大さじ1であえて完成です。
レンジで簡単人参の肉巻き
人参とパプリカ・インゲンを豚肉3枚分の長さに揃えて細切りにします。
豚肉をならべて小麦粉をまぶし、その上に野菜を置いて巻いていくのですが、まずは手前にパプリカを乗せて一度巻き、その後人参を満遍なくならべて巻きます。
最後にインゲンを乗せてしっかりと巻き、ラップでくるみ耐熱容器に入れレンジで片面1分半ずつ加熱して完成です。
切り分けるとお花のようになり、お弁当の彩りも良くなります。
お弁当は子供の成長に重要
お弁当は子供の成長を促進するだけでなく、家庭との絆を深める上でも重要な要素として、お弁当の日を設けている保育園は少なくありません。
基本的に給食を提供している保育園がお弁当の日を設定していることから、パパママはただ子供にお弁当を持たせればいいというわけではないため注意が必要です。
子供の年齢に応じたお弁当の中身や量、おかずなどの大きさなどを考え、楽しいお弁当の時間を過ごせるように工夫してあげましょう。
忙しい毎日の中でも楽しんでお弁当作りをするため、作り置きや本記事で紹介したレシピなどを有効活用してください。