育児において最初の試練といえるのが「夜泣き」です。
一晩中あやしてみたり、なかにはドライブに出かけたりするケースもあるでしょう。
原因もわからずお手上げの方もいると思います。
しかし、なかには夜泣きをしない子もいるのです。
ここでは、夜泣きをしない子の特徴や夜泣きとの向き合い方について説明します。
夜泣きしない子は賢いの?
夜泣きで悩んでいる家庭にとって、夜泣きをしない子はなんて賢いのだろうと思いますよね。
では、夜泣きをしない子は賢いのでしょうか?
ここでは、夜泣きをしない子が賢いと言われている理由について説明します。
情緒が安定している
よく眠る赤ちゃんは、情緒が安定しています。
大人でも睡眠不足ではイライラしたり短気になったり、また興奮しやすく感情的になるものです。
こうなると神経が高ぶり、眠たいのに眠れない状況に陥ります。
赤ちゃんにも同じことがいえます。
よく眠った赤ちゃんは、ぐずったり泣き叫んだりすることが少なく情緒が安定しているのです。
感情のコントロールができるように育つ
感情をコントロールするのは、大人だけではなく子供も自然とおこなっています。
しかし、うまくコントロールするには成長の過程でみずから身につけなければいけません。
夜泣きをしない赤ちゃんは情緒が整っており、自分で自分の気持ちを落ち着かせられる力が自然と身についているのです。
赤ちゃんの頃から夜泣きをしない赤ちゃんは、自然と感情をコントロールする方法を学んでいるといえるでしょう。
夜泣きしない赤ちゃんの特徴とは
夜泣きをしない赤ちゃんといっても、夜泣きする赤ちゃんとなんら変わりません。
医学的に証明されているわけでもないのです。
しかし、いくつかの特徴があります。
ここでは、夜泣きしない赤ちゃんの特徴について説明します。
男の子
女の子より男の子のほうが夜泣きは少ないといわれています。
これは、男の子よりも女の子のほうが脳の発達が早いため、リアルな夢を見ているからです。
夢によって刺激を受け眠りが浅くなってしまうことが、夜泣きの多い理由だとされています。
布団で寝ている赤ちゃん
ベビーベットよりも布団を使用している赤ちゃんのほうが夜泣きは少ないとされています。
ベビーベットの場合、赤ちゃんが起きた際に柵に囲まれているため、孤独を感じやすいようです。
布団など、家族の気配を感じるほうが安心感を与えられるでしょう。
性格が穏やか
赤ちゃんにも性格の違いがあります。
元々の持っている性格により神経質や寂しがりや泣き虫、逆に多少のことでは動じない赤ちゃんもいます。
気性が穏やかであれば、神経が立つことも少なく、たとえ眠りが浅くなったとしてもぐずらないでしょう。
ミルク育児の赤ちゃん
赤ちゃんの夜泣きの原因の1つに「空腹」があります。
小さい赤ちゃんは、一度にたくさんミルクを飲めないため、どうしても夜中にお腹が空いてしまうからです。
一般的に母乳よりもミルクのほうが腹持ちがいいため、ミルク育児の赤ちゃんは夜中に空腹で泣くことが少ないといわれています。
夜寝る前の母乳をミルクに変えてみるのも1つの方法です。
夜泣きとの向き合い方
ただでさえ家事と育児に疲れている中、夜泣きが続くと精神的にも参ってしまいます。
では、どのように夜泣きと向き合っていけばよいのでしょうか。
ここでは、夜泣きとの向き合い方、対処法について紹介します。
抱っこをして安心させる
夜泣きの原因の1つに不安や寂しさがありますが、優しく抱っこをしてあげれば安心して泣きやんでくれます。
ただし、抱っこで眠ってくれたからとベッドに戻すと、また起きてしまう場合もあります。
ずっと抱っこしておくのにも限界がありますが、抱っこ紐やスリングなどを活用すると良いでしょう。
音を聴かせる
赤ちゃんが眠っている間は、音を立てずに静かにしている方が多いと思いますが、じつは赤ちゃんは音を聞くと落ち着きます。
テレビのいわゆる「砂嵐」の音や掃除機の音で、よく眠ると聞いたことはありませんか?
これは、赤ちゃんがお腹にいる間の環境に似ているためだとされており、赤ちゃんが安心するからです。
赤ちゃんが安心する音の流れるぬいぐるみなどを活用するのも良いでしょう。
一度起こしてみるのも効果的
大人でも、眠れない夜に「寝よう」と思うほど眠れなくなってしまいますよね。
これは、寝ようとすると逆に神経が冴えてしまうためです。
気分転換してリラックスするためにも、一度電気をつけて遊ばせてみるのも効果的です。
赤ちゃんの夜泣きは情緒を整えると効果的
赤ちゃんは夜泣きをするものです。
しかし、なかには夜泣きをしない赤ちゃんもいます。
赤ちゃんの持つ性格の影響もありますが、情緒の整っている赤ちゃんは夜泣きをしない傾向があり感情のコントロールもうまくできます。
夜泣きをした際には抱っこをしてあげるなど安心させ、寝不足を解消すると情緒も安定してくるでしょう。