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離乳食完了期の進め方や知っておきたいポイント

離乳食 完了期

離乳食完了期は文字通り離乳食の最後となる時期で、初期と比べると多くの食材を食べられるようになっています。
ただ、大人と同じものを食べることはまだできないため、離乳食を準備するパパやママは完了期に食べさせてよいものを知っておくことが大切です。
こちらの記事では離乳食完了期の進め方を、調理方法や赤ちゃんへの食べさせ方とともに解説していきますので参考にしてください。

目次

離乳食完了期とは?

離乳食完了期はいつからいつまでのことをいうのか、また、この時期に見られる赤ちゃんの成長の様子や完了期に移行する目安を解説します。

離乳食完了期とは何ヵ月からのことを指す?

離乳食完了期は1歳〜1歳6ヵ月ぐらいまでの時期を指します。
母乳やミルクを飲まなくても離乳食だけで栄養が摂れるため、栄養バランスに配慮したメニューを考えてあげましょう。

離乳食完了期によく見られる赤ちゃんの様子

この時期の赤ちゃんの多くが立ったり少しずつ歩いたりできるようになり、ますます動きが活発になってきます。
生活のリズムが整ってきて朝、昼、夜と、規則正しい食事時間の設定が可能になり、この頃になると奥歯が生え始める赤ちゃんも増えてきます。
また、簡単な単語を話せるようになるので食前食後の挨拶をしたり、家族と一緒にコミュニケーションを取りながら食事を楽しんだりすることが可能です。
赤ちゃんが1日3回の食事を問題なく食べられている、食材を歯茎で噛めている、食後に母乳やミルクをあげなくても問題ない状態が、離乳食完了期に移行する目安です。

離乳食完了期の進め方

1歳を過ぎた赤ちゃんは多くの栄養を離乳食から摂れるようになるため、母乳やミルクを卒業する離乳へと大きく成長します。
母乳やミルクから栄養を摂らなくなるからこそ、離乳食完了期のメニューを考える際には赤ちゃんに必要な栄養がしっかり摂れる内容に配慮する必要があります。

離乳食完了期の赤ちゃんが食べやすい調理のポイント

離乳食初期にはすりつぶしたり小さく切ったりしていた食材ですが、完了期になったら少しずつ食材を大きくして、赤ちゃんが歯茎や歯を使って噛む練習をしましょう。
食材は歯茎でつぶせる肉団子ぐらいの固さを目安に調理し、赤ちゃんが一口で食べられるくらいのサイズを心がけます。
おかゆも卒業すると、米と水の割合が1対2〜3のやわらかく炊いたご飯が主食になります。
小さめのパンや細く切ってゆでたスティック状の野菜などを用意し、手づかみでも食べやすいサイズにしてあげましょう。
だしを上手に利用して薄味に仕上げれば味付けに変化が出て、赤ちゃんが毎日飽きずに食べてくれます。

離乳食完了期の赤ちゃんにおすすめの食材

離乳食完了期になると、ウインナーやハム、貝類や海老なども食べられるようになり、離乳食のメニューの幅が広がります。
ただし、初めて食べるものは少量からあげるようにし、香辛料などの刺激物を含む食材や味が濃いもの、脂っぽいものや生ものなどは避けましょう。
また、噛み切りにくく喉に詰まりやすい食材は避けるか、小さく切ってあげる必要があります。
毎食のメニューにはご飯と汁物、おかずを並べるようにし、洋風のものより和風のものを多く取り入れることをおすすめします。
加熱せず飲み物として牛乳を飲ませられるようになる時期ですが、最初は少量から与えて赤ちゃんにアレルギー症状が出ていないか様子を見ることが大切です。

離乳食完了期の食べさせ方のポイント

この時期の赤ちゃんの食事回数や、どのようなことに注意して食べさせたらいいのかなど、食べさせ方のポイントを解説しましょう。

離乳食完了期の赤ちゃんに適した1日の食事回数

離乳食完了期は後期から引き続き1日に3回の食事に加えて、食事だけでは足りない栄養を摂るためにおやつもスタートします。
おやつを食べさせる際にはスナック菓子や甘いお菓子ではなく、おにぎりやパンのような食事に近いものをあげましょう。

食べやすい環境を整えてあげる

座ることが上手になり、自分で食べる意欲が育ってきた赤ちゃんが食事をしやすいように、食べやすい環境を整えてあげます。
椅子とテーブルの高さが合っているか確認し、動いて落ちることがないよう身体をベルトできちんと固定します。
また、足がブラブラしないように、ベビーチェアの踏み台や床に足がきちんと付く高さに調節しましょう。
また、使いたくなったときにいつでも使い始められるよう、赤ちゃん用のスプーンやコップを用意してあげるのもおすすめです。

離乳食完了期の赤ちゃんへの食べさせ方のポイント

この時期になると、大人と同じように自分で食べたがるようになり、食事の時間を楽しめるようになってきます。
そのため、できるだけ家族も一緒に食事をするようにし、赤ちゃんにたくさんの言葉をかけながら楽しい時間を過ごさせてあげましょう。
卒乳とあわせてコップの使い方も上手になってくるため、コップに入った飲み物を飲む練習も始められます。

離乳食完了期は赤ちゃんの意欲を育ててあげよう

離乳食完了期は多くの食材が食べられるようになる時期ですが、香辛料や刺激物の多いもの、脂っぽいもの、噛み切れないものなどは控えるようにします。
スプーンやコップなどの食器を使って食べたがる子も出てくるので、いつでも使えるように食卓に並べておき、自分で食べようとする意欲を育ててあげましょう。

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